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2009年6月20日 (土)

音を見つめる

久しぶりにA先生のレッスン。

練習中のラヴェルの『クープランの墓』をもって、Hさんの新しいスタジオへ行ってきましたnote

A先生、もうずっと昔からお世話になっていますが、レッスンは、いつも新鮮で独創的でおもしろい。

今日のテーマは「音を見つめる。見つめつくす。」ということ。

もちろん、音は見えないので、これは”聴く”ということです。

”音を聴く”ということ・・・

「相手の目の中の黒目のその中に、もう一つちっちゃい黒い点があるでしょ。その中に何が映ってるのかなーって真剣にずーっと見続けるみたいな感じ。。こんな風に。」

と至近距離で見つめ合う私たちは相当変な感じですがcoldsweats01。。

でも、その黒い点の中のものに集中していくうちに、その小さな黒い点以外のものがもうどうでもよくなって、それこそが宇宙のようにに思えてくるのです。

音と向き合う、というのはそういうことではないのか、と。

とにかく、自分が出したその音、どんなふうに出して、それがどういうふうに響いて、そして、どんな風に消えていくのか、最後まで聴きつくす、ということ。

これ、実は至難の業です。だって、私たちが同時に出す音はひとつではなく、10本の指を使って、複雑に絡み合ういくつもの音を出すのです。

曲が続いている間中、この超人的にたいへんな作業をやり続けること、少しでも、諦めてしまった瞬間から、音楽はなんとなく空虚なもの、真似事のようなものに変わっていくような気がします。

”根競べ”みたいな世界。。

何年か前に”こんくらーべ”という言葉が流行りましたね。関係ないけれどcoldsweats01。。

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