« イタリアその3 ガエターノ | トップページ | うろんな客 »

2009年6月13日 (土)

音と音のあいだ

大学時代だったか、ある日マリア・ジョアン・ピレシュの弾くモーツァルトのCDを買いました。

その頃、まだ彼女の存在を知りませんでした。

でも、華奢な身体つき、ピッタリしたブルーのセーターにブルージーンズ、ベリーショートの髪の毛、澄んだまなざしでピアノを弾いているジャケット写真を見て、「ピアニストらしくなくてかわいい!」と思ったのを覚えています。

今、金曜日の午後12時からNHKの教育番組でピレシュが講師をつとめる”スーパーピアノレッスン”を放送しています。(本放送は昨年。今、再放送です)

今日のレッスンで彼女が一番言いたかったことは、”音のない空間”の大切さ、だったと思います。

音楽の中での”音のない空間”。

休符、呼吸、今の音から次の音へ移動する間・・・・

ピアノを弾くとき、自分の奏でる音楽が、美しいもの、面白いものであってほしいと願います。

そして、空間を音で満たしたくなってしまうのです。

逆に”静寂”や”休止”、少しの間であっても、それは恐ろしいものであるかのように、先へ先へと進みたくなるのです。

数年前にテレビで見たピレシュのレッスンでも、彼女は同じようなことについて触れていました。

どうしても、呼吸ができなくなってしまう生徒に、

”最初の音楽は、神様のため息から始まったのよ・・・。わかる?”

とても印象的な言葉でした。

NHKスーパーピアノレッスン 巨匠ピレシュのワークショップ (NHKシリーズ) NHKスーパーピアノレッスン 巨匠ピレシュのワークショップ (NHKシリーズ)

著者:日本放送協会
販売元:日本放送出版協会
Amazon.co.jpで詳細を確認する

|

« イタリアその3 ガエターノ | トップページ | うろんな客 »

ピアノ。ピアノ教室。ピアノにまつわるもの」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/1157619/30078305

この記事へのトラックバック一覧です: 音と音のあいだ:

« イタリアその3 ガエターノ | トップページ | うろんな客 »