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2009年11月 9日 (月)

調律のNさん

デューク・エリントンのA列車で行こうの映像を見ていて、Nさんのことを思い出した。

Nさんとは、毎年はるばる浜松からうちに調律に来てくれる調律師さんのこと。

前からモーガン・フリーマンに似てると思っていたけれど、デューク・エリントンにもちょっと似ていると思う。

私はNさんと話す時、とても緊張する。

なぜって、私の周りにはNさんのようなしゃべり方をする人がいないからだと思う。

「さようでゴザイマスか。」「そうでゴザイマスか。」と、独特のイントネーションでとてもとても丁寧に話してくださるけれど、私はうまく「ゴザイマス」が言えないsweat02

そしてもっと大きな原因は、Nさんがピアノのことを我が子のように愛していらっしゃって(うちにあるグランドピアノもNさんが選んで下さったものです。)、うちのピアノを見たら、私が普段どんな風にピアノを弾いているのかが、お見通しだと思うから。

調律を終わって、「お試しになられてください。」と声がかかる時、私はいつも180センチを越える長身でモーガン・フリーマン(あるいはデューク・エリントン)似のNさんの前で冷や汗が出る。

でも、Nさんにはいつも本当にいろんなことを教わります。

ヨーロッパのピアノと日本のピアノ、それにヨーロッパのホールと日本のホールの違い。

もちろんヨーロッパと言っても、ひとまとまりには語れなくて、北から南で楽器の音も随分と違ってくるのだそうだ。

ご存知の通り、ピアノは木でできている部分が多いけれど、使う材質や切り出し方、乾かし方、乾かす年月・・・話し出したら尽きることがない。

ピアノが、生きている楽器だということがよくわかります。

それぞれの楽器の個性は、楽器や音楽に対する人々の考え方の違い、そしてピアノが育っていく環境によって作られていくんですね。

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