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2014年6月24日 (火)

チッコリーニコンサート2014

川西のみつなかホールでアルド・チッコリーニのコンサートを聴いて、また東京に帰ってきました。

1925年生まれ、御年88才の大ピアニストです。

チッコリーニのコンサートを聴くのは今回で3度目。

前回よりも少し痩せたように見え、杖を突いてゆっくりとピアノの前に座られます。

静かにピアノの前に座って演奏されるお姿からは想像できないほどの多彩な音色、かつ、とびっきり美しい音色の感動的なことは言葉では言い表せません。

前半のブラームスの4つのバラード、グリーグのピアノソナタホ短調に続いて、後半はボロディンの小組曲と、カステルヌォーヴォ・テデスコのピエディグロッタ 1924 ナポリ狂詩曲、というかなりマニアックな選曲。

恥ずかしながら、私はカステル・ヌォーヴォ・テデスコという作曲家の作品を初めて耳にしましたが、哀しくて美しく、ナポリの情景や人々の顔が思い浮かぶような素敵な曲。

それをチッコリーニが弾くと、たくさんの歌が層になって聴こえます。

アンコール1曲目は、スカルラッティのソナタ。

私はあそこまで美しいスカルラッティのソナタを今まで一度も聴いたことがありません!

そして、2曲目はドビュッシーのミンストレル、3曲目がファリャの火祭りの踊り、深い静けさや優しさだけでなく、彼の演奏ははお茶目なかわいらしさや、やんちゃ坊主のような勢い、激しい激情もあわせもっています。

もうここまで来ると、涙なしでは聴いていられません。

目の前で奇跡を見た、いや神を見た、素晴らしい午後でした。

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