ナポリ
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すっかりご報告が遅れましたが、帰国しました。
写真はアムステルダムからローマへ飛んでいる途中の風景。
今回はバタバタと1週間で帰国したものの、イタリアでのレッスンの状況も変わり、帰ってからも即仕事で、頭の中がごちゃごちゃです。(いつもか。)
今回からはマエストロも学校ではなく、ご自宅でレッスンされることになり、初めておうかがいするマエストロ邸に迷ってはいけないと思い、前日にこっそりお宅前まで行ってみて、お宅にいるでっかいワンちゃんに吠えられて慌てて逃げたりしてました。
イタリアの友人がマエストロ宅までのアクセスマップと詳細な説明を送ってくれていたにもかかわらず、わかりにくいったらありゃしない・・・イタリアのバス事情。
その町へ行くためのバス停を探すだけで一苦労でした。
番号があるにもかかわらず、その番号がどこにも表示されていない・・・というシュールな状況と思ったら、路上に消えかかってほとんど見えない番号がありました。しかも1番だったからさらに見にくい。。
バスの運転手さんに聞いてもみんな「あっち!」とか「あの列!」とか「俺も知らないからあのおっさんに聞いてみて。」とか大雑把な返答ばかりで、わかるわけないし。
レッスンに伺ったマエストロのお宅はシックでとっても素敵なお宅でした。
マエストロは最初声がガラガラで、ちょっと痩せたようにも見えて、「暑さのせいかな?」と心配しましたが、レッスンが進むにつれてどんどん元気に。
今回は、ヒンデミットとシェーンベルクとベルクのソナタを持っていきましたが、先生好みの曲ばっかりだったらしいこともあって、とっても楽しそうに、またまた超細かいアドバイスをたくさんいただきました。
こんなにマニアックな曲ばかり、こんなにも細かいレッスンをしてくださる先生もそうそういないんじゃないかなぁ・・・と貴重なレッスンを受ける機会に恵まれて感謝です
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イタリアから帰ってきました。
イタリアはずっとポカポカ陽気だったので、帰ってきて出発前の自分のブログの写真を見て驚いてしまったほどです。
そういえば、雪でしたね。
今回、学校の事情で残念なことに試験はなくなってしまったのですが(さすがイタリア、いろいろあります。っていうか何でもあります
)レッスンはやっぱり素晴らしかったです
。
今回試験だと思っていたので、曲目をしぼって丁寧に見ていったのも良かったのかもしれません。
レッスンはさらに細かく、目から鱗なことがたくさんありました。
今回はいつも泊まっている下宿のおばちゃん宅のご近所さんたち(類は友を呼ぶのか、相当に個性的なメンツが揃ってます)と何度も一緒にご飯を食べたり、マエストロの門下のそろそろ10年の付き合いになろうかという友人たちとゆっくり話をする時間を持てたり、また新しい友人に出会ったり、いつも日本でもお世話になってるA先生のリサイタルもあり、ディプロマ試験のリハーサル(帰国したため本番は聴けず
)も聴けたり、となかなか盛りだくさんなイタリア滞在でした
。
写真はペスカーラに着いた日におばちゃん宅のテーブルにドンと乗っかってた巨大アーティチョーク。イタリア語では”カルチョーフォ”と言います。
数日後にこの蕾の中にたくさん詰め物をして煮込んだおいしい料理になって出てきました。
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イタリアから帰国しました
今回は5日間のマスターコスと3日間のレッスン、と盛りだくさんで大変でしたが、充実していて楽しかったです。
普段のレッスンは個人レッスンなので、友人に会っても、入れ替わりにちらっとだけ・・・なのですが、マスターコースなどがあると、毎日毎日朝から晩まで友人たちと一緒だったりして、それも楽しみのひとつです。
今回のマスターコース、オックスフォード大学の作曲の教授による現代音楽の分析、ということで朝の9時半から夕方6時半まで、毎日鼻に抜ける生粋のイギリス英語を聞き続けていました。
全部理解するのはとうてい無理でしたが、それでも、とっても興味深かったです。
それぞれにいろんな現代の作品を弾きながら、その分析をしていくのですが、やっている内容もスノッブならば、先生の英語の発音も超スノッブで、その授業を、なんだかガチャガチャとやかましいいつものイタリアの学校の教室でやっているギャップも面白かったです。
でも、10人ほどの受講生で、こんな授業を受けられるなんてとても贅沢だと思いました。
さて、写真の図はなんでしょう?
クセナキスの作品の分析図です。
「マンマミーア」
ってベルギーから来た女の子が叫んで、教室爆笑でした。
教授も「彼の楽譜を見るより、こっちを見たほうが弾きやすいんじゃないか?」
なんておっしゃってました。
彼によると、クセナキスの作品はヴィヴァルディに似ているそうです。
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